確かにそうですね。
紙芝居はまだテレビがなかった頃に娯楽メディアとして高い人気を集め、テレビの普及とともに減っていった歴史があります。
なので「昔の名残り」や「子供のお遊戯コンテンツ」としてのイメージが強いかもしれません。
ただ紙芝居が日本の文化として根強く残り続け、また改めて注目され始めているのには、主に以下の理由があります。
紙芝居は「伝える力」がとても高い
紙芝居は「絵」「言葉(セリフ)」「コミュニケーション」をすべて用いるため、伝わりやすさがとても高い手法です。
かつてはキリスト教の布教や戦中教育に広く積極的に用いられてきた歴史もあるほど、その伝達効果は昔から高い評価を得てきました。
そして現在では主に幼児教育の場において教育やお遊戯、コミュニケーションのツールとして広く用いられています。
また地域PR、イベントPRにも広く活用されています。
これらは紙芝居に特有の「伝達力の高さ」によるものです。
紙芝居は「コミュニケーション・エンターテイメント」!
しかし、紙芝居の魅力・可能性はそれだけにとどまりません。
紙芝居には他の芸能・演芸にはない素晴らしい特徴があります。
それが「お客様とコミュニケーションしながら共に創りあげるエンターテイメントである」というものです。
例えば漫才、コント、落語、大道芸。どれも素晴らしい演芸ですが、基本的に演者が主役でお客さんはそれを見る立場です。
紙芝居は違います。
絵をめくり様々なキャラを演じつつ、紙芝居師は積極的にお客さんに話しかけてコミュニケーションを取りながら進んでいきます。
そのなかで、時にはお客さんが主役になったり、会話の流れで紙芝居のストーリーを柔軟に変更することさえあります。
だから同じ題目でも、同じ口演になることはありません。毎回お客さんも、会話のやりとりも違うからです。
その日その時だけのお客様たちとのオンリーワンのやり取りから、新しいストーリーが生み出される場。
そう、紙芝居の一番の魅力は”お客様と共に創るコミュニケーション・エンターテイメント”という点にあります!
さらに私はダイナミック紙芝居という新しいスタイルで、コメディ紙芝居、覆面キャラクターの「ミナクルマスク」紙芝居、伝統紙芝居、クイズ紙芝居、落語紙芝居、おきなわ紙芝居など様々なジャンルを手掛けます。
また地域や企業、イベント等のPR、結婚式などに合わせたオーダーメイドのオリジナル紙芝居も作成して披露させていただいてます。
紙芝居は海外でも人気コンテンツで、アメリカ、フランス、オランダなど様々な国に呼ばれて口演を行ってきました。
オランダで和太鼓&紙芝居の口演を披露した時は、3000人のスタンディングオベーションに包まれるという素晴らしい体験もさせていただきました。
お客様と一緒に笑って、泣いて、楽しむ。
今までの紙芝居のイメージが変わるような、元気いっぱいのパフォーマンスを皆さんと生み出していきます。
まとめ:紙芝居の魅力とは
改めて紙芝居ならではの強み、魅力、可能性は以下の通りです。
- 高い伝達力を持つ手法である
- コミュニケーション・エンターテイメントである
私たちは日本の伝統ある紙芝居文化を引き継ぎつつ、さらにその可能性を広げて、より多くの方に楽しんでいただきたいと考えております。
よろしくお願いいたします!